2009年09月24日
ロッキーの決心
スライムB:「スースー」
スライムベスC:「グーグー」
ロッキー:「・・・ねえ、スライム君。まだ起きてる?」
スライムA:「うん。起きてるよ。」
ロッキー:「ちょっと話そっか。」
スライムA:「うん。でもみんな寝てるから小声でねw」
ロッキー:「君は夢ってある?」
スライムA:「夢かー。うーん・・・そんな大それたモノじゃないけどー・・・。」
ロッキー:「・・・けど?」
スライムA:「勇者を倒して、早く竜王様と一緒に遊びたいなー。」
ロッキー:「・・・生き残れると思う?」
スライムA:「当たり前じゃんwロッキー君も居てくれるし。僕一人じゃないから!」
ロッキー:「・・・。」
ロッキー:「これだけ星があって、君と出会えたのは僕にとって奇跡だ。」
スライムA:「うん?どうしたの?」
ロッキー:「僕は間違っていたよ。いや、僕ら爆弾岩は間違っている。」
スライムA:「・・・どーしたの?何?何急にw?」
ロッキー:「僕は死んでも君だけは守るよ。」
スライムA:「なんだよーwダメだよ!ロッキー君だって生き残って」
ロッキー:「・・・。」
スライムA:「そんで竜王様や僕らと毎日遊ぼうよw!決めた!それが僕の夢だw!」
君の言ったそれは、その瞬間から僕の夢になったんだよ。
決して叶わないとわかってる、そんな届かない夢。
でも、同時に、こんな僕にでも届きそうな夢が出来たんだよ。
君のおかげ。
ロッキー:「・・・勇者に会った時の作戦だけど、聞いてくれる?」
スライムA:「えw突然だなwうん!聞く聞くー!」
ロッキー:「まず防御力の高い僕が突っ込んで勇者を奇襲するから」
スライムA:「うん。」
ロッキー:「その時、君は離れたところから様子を見てて。」
スライムA:「なんでー?一緒に戦うよー!」
ロッキー:「そうじゃなくて、僕が隙を作るまで遠くで待機して、」
スライムA:「うん。」
ロッキー:「隙が出来たら、スライム君がそこを突くって訳さ。」
スライムA:「なるほどーwばれないように遠くに居ろって事だねーw」
僕にも叶いそうな夢。
それは、竜王様と遊ぶっていう君の夢を守る事。
僕は居なくなるけど、それでも君の夢の半分は守れるよね?
君と君の夢だけは、必ず僕が守る。
そう思ったのは、嘘じゃないんだ。信じてくれる?
・・・信じられる訳がないよね、君の夢全てを奪った僕を。
タグ :星屑のステージ
Posted by 勇者達 at 17:16│Comments(0)
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