ＤＱ　～あの頃の僕ら～

踊り子：「ねェ、そこのアンタ」










踊り子：「アンタだよ、そこの勇者様」




















遊び人：「・・・？」

踊り子：「いいのよ？とぼけなくって」



















踊り子：「どう？アタシをPTに入れる気はないかしら？」

遊び人：「・・・いえ、僕・・・」

踊り子：「ハッ、そう！勇者様ったって男って訳ね！」


















踊り子：「いいわ、ついてらっしゃい」

私は踊り子、村一番の踊り子よ
最近勇者が魔王を倒しに旅立ったと聞いてルイーダに来たって訳










勇者ってのは私のお眼鏡にかなう程の男かしらね・・・フフフ

























「ふぅ～ん・・・ここに勇者が居るのね」




















ドカッ！



「フン、アイツが勇者ね・・・私の目はごまかせないわよ」

「ちくしょーーー！ちくしょおおおおおおおおーーーっ！！」










ガンガンッ！









「誰より早く来ていながら・・・ｳｳｯ」













「ﾌｸﾞｯ・・・なんでオレはあの時・・・ｳｳｳｳｳｯ・・・」

「やっと着いたよ、ここがルイーダの酒場か」








「頼りになる仲間はここに居るんだな」

誰より早くルイーダの酒場に来たものの








勇者どころか、だーれも居ない

















・・・思い返せばいつもそう。










戦闘の時もさ













誰よりも早く動き出すのが俺






















早すぎるってのもいい事ばかりじゃねーか